ユニサーボ ユーザー事例 株式会社カットランドジャパン
感触まで伝わる遠隔装置ユニットとして
株式会社カットランドジャパン様は、原発廃炉工事のように人手で行うことが難しい作業を遠隔で安全に行うための特殊装置を開発・製造されています。
製品の1つである「マスタースレーブロボ」は、マスター側のロボットを手で操るとスレーブ側が同じ動きをする装置です。廃炉工事やトンネル工事、高所作業、溶鉱炉のかき混ぜ作業などの3K(きつい・汚い・危険)作業から労働者を開放し、安全で快適な作業にします。
「マスタースレーブロボ」は6軸すべてが直交軸で構成され、各軸が独立して動きます。作業者はマスター側を手で直に操るので、リモコン操作では不可能な直感的な操作をすることができます。
あらかじめ動きをティーチングして記憶させたロボットではないので、状況に合わせた操作が必要な場面で抜群の作業性を発揮します。
更に「マスタースレーブロボ」は力覚フィードバックにも最適です。
スレーブ側が何かにぶつかったり物を掴んだりしたとき、その感触をマスター側で詳細に感じることができます。
カメラで目視しながら操作するのに比べ、掴む力加減や押しつけの力加減の感触を確認しながら操作できるので、作業性が格段に向上します。
この力覚フィードバックを実現するのが、ロボテックの電動トルクアクチュエータ「ユニサーボ」です。
ユニサーボは出力軸トルクを直接計測し、実測トルクでフィードバック制御を行う電動トルクアクチュエータです。
高性能トルクセンサにより、応答速度は3kHz、ダイナミックレンジは10,000倍にも及ぶため、スレーブ側に加わった力を瞬間的にマスター側に伝えることができます。また、その力で「固い」「柔らかい」などの感触までもリアルに伝えることを可能にします。
削る、切る、叩く、捻る、あける、塗るなど様々な用途で感触を感じながら遠隔操作できる「マスタースレーブロボ」は、危険作業での事故件数を減らし、また人手不足の解消にも期待されています。
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株式会社カットランドジャパン
所在地:東京都大田区西六郷2-38-6
代表者:森 健一
設立年月日:2004年4月
HP:http://www.cutlandjapan.co.jp/