電動バランサムーンリフタはセンサで力を感知して吊り上げをアシスト。 人にもワークにも優しく 精密な組立を強力にバックアップします。

ムーンリフタ ユーザー事例 矢崎総業株式会社 様


矢崎グループ様は自動車用ワイヤーハーネス、メーターをはじめ、電線、ガス機器、空調機器、計装機器まで、人々の暮らしに密着した多種多彩な製品を研究・開発・製造・販売。
さらには、介護やエコビジネスを中心とした新しい事業にも挑戦されている会社です。
従業員の安全と健康を最優先し、一人一人が働きがいを持って仕事ができるより良い会社であり続けることを宣言されており、健康経営の取り組みが評価され、2018年から6年連続で「健康経営優良法人(大規模法人部門)」を取得されています。

【Q1】ムーンリフタの導入の用途を教えてください。

矢崎の製造工程では、1個10kg以上の電線リールやワイヤーハーネスを運ぶ際に重筋作業による身体への負担の課題があります。
ムーンリフタの導入により、作業者の負担を軽減し、働きやすい職場を実現するために、今回は量産製造工程への導入前の各種事前検証を行うことを目的に導入しました。

【Q2】量産検討のためにムーンリフタとロボットとAGVを用意した理由は?

ムーンリフタのアシスト機能により作業者の負担を大きく軽減することができると考えていますが、更なる負担軽減の為の自働化を進めるにあたっては、ムーンリフタとロボットとAGVが連携する事で省人化が可能になると考えています。
また、実際の工程に近い環境での検証を行うことと、見学者に導入後の工程のイメージを持っていただきやすくするためです。




【Q3】ムーンリフタの導入の決め手は?

ムーンリフタは人のアシストとロボットのアシストのどちらもできるため、現場の選択肢が広がります。
既存の設備ではスペースが限られているためロボットを導入できないケースもあり、ムーンリフタ単独で重筋作業を解消することも想定しています。
協働ロボットを入れた後も、時間帯によって人が作業する場合と、ロボットが作業する場合の両方の選択肢を持つことができる点が魅力でした。



【Q4】産業ロボットではなく、協働ロボット+ムーンリフタを選択した理由は?

産業用ロボットで重量物を取り扱う場合、大型産業用ロボットの導入が必要となり、また安全柵の設置も必要になるので設備スペースが大きくなるなどの課題があります。
省力・小型の協働ロボットとムーンリフタが連携することで、省スペースの設備で自働搬送が可能になり、人との共存作業も可能になるため、今回の選択をしました。



【Q5】ユニパルスの営業対応はいかがでしたか?

初めての取り組みで分からないことも多かったのですが、メールでの質問の回答だけでなく、直接来て調整方法を提案いただいたり、十分なサポートをいただいたのですごく進めやすかったです。



【Q6】今後の拡張性はあると思いますか?

ロボットなどとの外部通信機能や、搬送中のワークの重さを外部に出力できる機能などもあり応用性も高く、拡張性があると思います。



【Q7】技術的要望はありますか?

ロボットが保護停止で止まって初めて設定が悪かったことが分かるのですが、その前段階として、保護停止になるまでにどの程度の余裕があるのか、どの動作中に保護停止しやすいのかなどを見られたら調整がしやすいです。
→ユニバーサルロボット社製のフリーソフト「UR Log Viewer」により、ロボットの各軸の負荷状態を時系列で確認できることをお伝えしました。最適な設定を見つける際に役立ちます。






会社情報

矢崎総業株式会社
取材場所
Y-CITY 静岡県裾野市御宿1500番地
設立
1941年
グループ従業員数
241,484人
事業内容
自動車用ワイヤーハーネスやメーターをはじめ、電線、ガス機器、
空調機器、計装機器の研究・開発・製造・販売、その他新規事業